新月に明く藍色

日々。海と猫が好き。

スパイラルアップ



恥ずかしながら、20代の最後の歳に行ったスクールのススメで、インターンに行くことになった。その会社の社長がビジネスマナーの講師もしていて、
良く朝礼でインバウンドとアウトバウンドの話をしていた。


その社長に、ある日呼び出されて

「仕事で指示された時にまず頭に文章が入る?それともその図をイメージして映像として思い浮かぶ?」
と聞かれて、映像というと
「あなたは右脳タイプだね。事務を本当に好きでしようと思ってる?私は必要性があるからやっているだけであって、その先に人材育成とサービスに繋がるからしてるだけなんだけど。」

衝撃だった。社長は気さくな人で、しかも女手一人で息子を育て、会社を立ち上げた人。
いつも言われた言葉は的を得ていて、ぐうの音も出ない。

スパイラルアップと良く社内では飛び交う。

今の自分は、策は考えるものの、
スパイラルアップを実行できていない。

世の中には女の人でも、人に頼ることを考えずに会社を立ち上げてる人はいるのに。
社長の息子さんは障害児だった。





子は親を選べない。
親がしっかりしていればいいけど、
世の中には考えることすらしない親も沢山いる。最初のきっかけは仕方ないのかもしれない。でも悪知恵ばかり働いて且つ、親でもある人をニュースで見たりすると気持ち悪くなる。


今の私の状態はすごく恥ずかしいことだ。この歳で今はかなりの衝撃だ。


一般家庭に育った人はわからないだろうが、良くNHKのドキュメンタリーにあるような社会問題はいつ、何時、普通の日常を過ごしていた人に降りかかるかわからない。


私は短大に通っているにも関わらず19の時に一度と、(その時は協力者がいたから、誰にも頼ることはなくて済んだけど短大は中退することになった)
今になる。


今はなんとかなるかもしれないことが、子供の人生にかなりの衝撃を与えることに気づいていない親がいるから、
今、社会問題でかなりの批判をくらうんだと思う。


美輪さんが言う通りに、
-大きなものを得る代わりにツケを払わされる-

その通りだと思う。

私は批判をくらおうが、小さい頃から見てきてるので、今はまたか、やはりそうなるかと割り切る癖がついてるけど、
まともに話す必要性を感じなくなるし。


今は良くても、後々のツケを自分の子供にやってくること、
自分の老後に回ってくることを考える親はいるのだろうか?



私はデジャヴに見た通りの人生を決して生きたくはない。自分もホームレスやくずのような人間になりたくないからだ。
いつか親になることも諦めてはいない。


だから必死だ。
だから出来ることから手当たり次第にやっていく。


それで離れるならもういい。
それまでだったんだなと思う。


あと、ツケを払わされてるのを間近に見る機会があったので、
自分も気をつけようと思う。。

時が全てを表すのかもしれない。

あー、怖い。
美輪さんが言う正負の法則ってやつ。