イノセント
イノサンのシャルルアンリは人生の最後に何を思ったのかが気になってしょうがありません。
作者の坂本眞一さんは
神は自分の中にしか存在しない。
と説いていますが、結末が気になります。
この一連の出来事で、いっそのこと言われてる通りの本当にサイコバスなら楽なのに。精神異常者なら楽なのに。
と何度も何度も思いました。
そして一晩中泣いては、頭がおかしくなりそうな日々だった。
でもそれは無意味だと知りました。知ったということはそれもいい意味ではなかったのでしょう。
私は身近な人にその一面は見たくはなかった。それにつきます。
なのでこの答えに行き着いたのでしょう。
どちらにせよ、私は嘘や曲がったことはどうしても許せない性分の為、それで失ったものは多々知れず。
昔は、仕事では嘘や責任転嫁もすぐに見つけ出して相手が限界まで問い詰めるような性分で、嫌われたり、遠ざけられる存在でもありました。
その孤独感は何度も味わっています。
私は無償にシャルルアンリの最後を知りたい。
これがきっかけで恐ろしい未来の私の姿がデシャヴ通りにならなければいいけど。
皮肉にも、この一連の流れは、20の時にドッグヴィルを見た夜の夢に出ていました。
時にデシャヴは悲しいものまで見せてしまう。
潰されないようにならなければ。
頭の中は呆然です。
気が狂いそうになるほどの猛烈に悲しさと悔しさが押し寄せるけど、自分をしっかりさせねば。
潰されてしまう。
恐ろしい。
明日からは何かに没頭して徹します。
冬眠に入る。