消えた想い
この映画、すごく考えさせられました。
格差社会で職になかなか就くことが出来ずに社会の底辺まで堕ちた犯人。
社会への思想犯と見せかけといて、全ては大切な人の為に動いていた心優しい犯人と
犯人と同じく給食費を払えない家庭で育ち、這い上がって刑事になった女性。
刑事は犯人に、
お前みたいな全て社会のせいにする奴は許せない、私はそれでも這い上がった人を知っている(過去の自分のこと)
犯人は
あなたにはわからない。
這い上がれるチャンスがあっただけあなたは助かったんだよ。
最後に刑事は
何で。。助けを求めれば良かったのに。。
と泣く。
底辺まで堕ちた幼少期を過ごした対照的な2人。
私はもっとわからないのは、
底辺まで堕ちたこともなく、ぬるま湯で生きてきたうえに文句をブーブー言っている甘ちゃんだと思っています。
私はどっちの立場にもなったことがあるけれど、わかる人はいないと鼻から諦めている。
だから何も言わなかった。
何も言わなかった結果、昔占い師に言われた通りに身近なひとに気を付けろという言葉が現実になった過去だけど。
デジャヴュ通りにそれが原因で自分が狂うことだけはしたくない。
皆が敵に見えることをやめなければいけない。
全く無関係の人を気付かない間に傷つけてしまっていたから。
都会だろうが、故郷だろうが何処にいても同じこと。
変わらないのだ。
私は激しく嫌悪する。偽善も。
なにがって?
わかるでしょ?
一生心の底に悔しい想いを抱え、私は歩いて生きていくのだろう。
さよなら、昔の私。
昔の私は消した。
夢などくそくらえ。
私は堕ちるだけ堕ちて、また上がるだけ。
それを何度も繰り返して今の私になった。
それか宿命なら運命は変えるまでよ。
そうでしょ?鏡に映る私を見て、たまにつぶやく。