グッドバイ
この曲を聴くと、色んな想いが駆け巡ります。
最初に住んだアパート。約9年ずーっと住んでた。
19の時に初めての一人暮らし。
当時は短大生で、カフェのキッチンでアルバイトしてた頃。
同じキッチンのアルバイトの先輩で、主婦のお姉さんが親がアパートを持ってるから、そこに良かったらいいよと言ってもらえて。
私の5つ上で、切符が良くて、実は優しいキレイなお姉さんだった。
大家さんは私がお腹空いてるだろうとご飯を作って持ってきてくれたり。あの頃が無ければ今の私はいない。
「ダンナさんかっこいいー‼︎美男美女ー‼︎」
と言っていたら、
「お客さんに結婚して下さいって言われたことあるらしいよ‼︎ウケるよね‼︎」
みたいな話ししたことあったっけ。
しばらくして、大家さんが独立した美容室に家賃を持っていくついでに髪を染めてもらった時に、
ダンナさんが
「若い時に結婚して子供3人いるから遊んだことないからな〜、浮気とかしてみたかった〜」
と奥さんと2人で冗談言ってたり。
高校生から付き合ってて、22で籍をいれたらしい。仲が良さそうで、楽しそうだった。
良くそのお姉さんに、
「かなえちゃん、人生はたまには悪いことしないと面白くないけど、人に迷惑かけるようになったら駄目だよ。」
と言われていたっけ。
私はどんな大人になれてるんだろう。
これからも正直、不安だ。
でもあの頃に私を助けてくれた人達がいなければ私は今こうしていない。
恥ずかしくないような自分でいたい。
そして、見た目や地位とか関係なく人と接するのが当たり前のようにしていた人達があの頃の私を助けてくれたように。人に優しく接しているように。
私もそうなれたらなと、いい歳した今でも思う。
悩ましいけど、私も変わっていかなければ。
グッドバイ。あの頃の花園の日々よ。
グッドバイ。